カレンダーに「iPhoneが保護されていない可能性があります!保護するにはクリックしてください」対処法

iPhoneのカレンダーに突然「iPhoneが保護されていない可能性があります!保護するにはクリックしてください」などのイベントが追加されてしまっている。

最近、流行っているiPhoneのカレンダーを利用したスパムです。これは、個人情報の引き出すためのカレンダースパムなので注意が必要です。

もし、カレンダーに上記のようなイベントが追加されていた場合は、正しく対処しましょう。

iPhoneカレンダーの感染通知内容

iPhoneのカレンダーに以下のようなイベントが追加されます。

このカレンダースパムは2020年の初めから発生し始めたようです。

カレンダースパムの内容

 

注意

ここに書かれているURLは絶対にタップしないでください。

文面には訳のわからないサイトのURLが記載れていますが、そのサイトにいくと、以下のような危険な目に遭う可能性があります。

  • クレジットカード番号の入力を促される
  • 個人情報の入力を促される
  • 悪質なアプリをインストールさせられる

この他にも「%電話が保護されていない可能性があります」というスパムもあるようです。

感染経路

それでは、なぜこのようなカレンダーにイベントが勝手に登録されるのでしょうか?

実はあなたのカレンダーにイベントが勝手に登録されたわけではなく、悪者のカレンダーを共有させられているのです。

(悪者のカレンダーが、あなたのカレンダーに表示しているだけです)

そのカレンダーを開いて、URLをタップすると悪者の思う壺です。

 

さて、本題の感染経路ですが、2パターンあるようです。

  • アカウント追加型タイプ
  • カレンダー共有型タイプ

1.アカウント追加型タイプ

ウェブサイトを閲覧中ている時に「カレンダー“CLICK SUBSCRIBE” “sponsored events”を照会しますか?」というポップアップが表れ「照会」をクリックしてしまうと、カレンダーにスケジュールが同期されてしまう仕組みです。

注意

ここでは、絶対に「照会」を押さないようにしましょう

2.カレンダー共有型タイプ

知らない人(アカウント)から突然、共有カレンダーの参加依頼が届いて、参加するとカレンダーが共有されてしまいます。

iCloudのメールアドレスが相手に分かっている場合に送られてきたり、iCloudカレンダーを利用している時に送られてくるケースが多いようです。

注意

iCloudメールアドレスを変更されることをお薦めします。

やってはならないこと

カレンダーの共有目的は、カレンダーを共有して、そこにサイトへ誘導するURLを記載し、個人情報を吸い取ったり、アプリをインストールさせたりすることです。

ですから、カレンダーに書かれているURLを絶対にタップしないようにしてください

タップしなければ、被害を最小限に抑えられます。

共有されたカレンダーの削除方法

カレンダーを共有されてしまっても、以下の方法で削除すれば安心です。

慌てずに落ち着いて削除しましょう。

共有カレンダーが登録されている場合

1.カレンダーアプリを開く

2.下部中央の「カレンダー」をタップ

3.身にお覚えのないカレンダーの右横にある「i」マークをタップ

4.カレンダー詳細画面の下にある「カレンダーを削除」をタップ

不審なイベントが登録されている場合

1.設定アプリを開く

2.カレンダーをタップ

3.アカウントをタップ

4.照会したカレンダーをタップ

5.アカウントを削除をタップ

急に参加依頼が画面に出てきた場合

急に突然、iPhoneの画面上部にカレンダーの共有依頼がきた場合、通知をタップすると参加するかしないかを問われます。

そこで、絶対に「欠席」をタップしないようにしてください

カレンダーに追加や欠席をタップしてしまうと、悪者が送ってきたカレンダーを共有してしまうことになります

削除するには「スパムを報告」をタップして「削除してスパムを報告」をタップするようにしてください。これでスパムカレンダーを完全に削除されました。

まとめ

このスパムカレンダーは、あたかもあなたのiPhone内に進入して悪さをしているようですが、カレンダーを共有しているだけでURLをタップしなければ大丈夫です。

仮に共有してしまっても、上記の方法で削除することでスパムカレンダーは完全に排除できます。

もし、共有してしまったという方は参考にしてください。

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