ドコモを装い、如何にもドコモから送られてきたような内容のメールが横行しています。
なりすましメールは複数のパターンがあり、騙されてしまいます。メールの内容にはURLが記載されており、有料サイトへ誘導され多額の請求が届きます。
騙される人が多いので、このようなドコモになりすまして儲けようとしている人がいるのです。
事前に悪質メールを予備知識として持っておくことでなりすましメールに騙されないようにしましょう。
ドコモを装うメールとは
あなたのメールアドレス宛やSMS宛てに、ドコモ(docomo)から送られてきたように見せかけて、メール本文内に記載されているURLをクリックさせたり、不正なアプリをインストールさせられたりするのです。
常に意識しておかないとついつい騙されてしまいますので注意してください。
次に実際に送られてくる実例を紹介します。
実例1:お客様の端末が不正利用された
突然「お客様の端末が不正利用されました」とドコモからメールが届いたら、ついつい指示に従って不正なアプリをインストールしてみたり、URLにアクセスしてみたりしまいがちです。
【件名】
緊急お知らせ(MN-数字文字列)
【本文】
【重要】株式会社NTTドコモから緊急のご連絡
日頃は株式会社NTTドコモをご利用いただき、まことにありがとうございます。
この度、お客様がご利用の端末が第三者によって不正に利用された
可能性がございます、セキュリティ保護の観点から緊急の措置として
お手数をおかけして申し訳ございませんが、下記URLで認証し、アップデート手続きをお願いいたします。
アップデート手続きページ
https://www.nttdocomo(4桁の番号) .co.jp
東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー
ドコモサイトより引用
このようにドコモになりすまして不正アプリをインストールさせたり、暗証番号を入力させ、個人情報を抜き取ろうとします。
ドコモでは、緊急連絡でアプリのインストールを案内することはないと言われています。
もし、このようなメールを受信しても書かれているURLにアクセスしないでください。
実例2:新元号に伴う料金改正のお知らせ
新元号になり、料金改正が本当にあったかのように見せかけたメールを送りつけてきます。
本文に書かれているURLは無関係のサイトに接続されます。
【件名】
(パターン1)ご利用中のお客様へ大切なお知らせです。
(パターン2)新元号に伴い料金改正のお知らせ
【本文】
docomoよりお知らせ
5月1日に新元号が発表されdocomoは生まれ変わります。
それに伴い新プランへの移行となりますので
ご自身の今のプランがどのように変更されるかお確かめください。
オフィシャルページ ←ここにリンク
ドコモサイトより引用
こんなメールがドコモから届いたら「オフィシャルページ」をクリックしてしまいそうです。
ドコモでは、上記のようなメールは配信されていません。
実例3:dアカウントのパスワード初期化
ドコモを装い、「dアカウントを初期化した」というメールが送られてきて、リンク先にアクセスすると、ドコモのdアカウントのログイン画面に極めて似たような画面が現れます。
そこで、dアカウントのIDやパスワードを入力することで、dアカウントのIDとパスワードが盗まれてしまうのです。
また、クレジットカードの情報を入力させる画面にもいき、あなたのクレジットカードを不正に利用される可能性があります。
ドコモでは、dアカウントの初期化についてもメールは送ることはありませんので騙されないようにしてください。
実例4:Apple IDが不正に利用された
「Apple IDが不正に利用された」などのメールが届いたら正直焦りますよね。
それが、ドコモから届いたら信じてしまいます。
このようにドコモを装って「Apple IDが不正に利用されたので対処してください」などのメールが届いたら記載されているURLをクリックしてしまいそうになります。
もしアクセスして、電話番号やセキュリティーコードを入力してしまったら、不正に決済されてしまう可能性があります。
絶対に、偽装されたメールのURLにはアクセスしないでください。
対処方法
騙されないためにも対処方法を知っておくことをおすすめします。
メールの差出人を確認する
本当にドコモからメールが届く場合もあるかもしれません。
偽装された、なりすましメールとドコモからのメールを見極めます。
差出人のメールアドレスがドコモなのか確認してください。差出人がはっきりしないメールは開かないようにしましょう。
例え、メールの件名に「ドコモ」と入っていても差出人を確認してください。
本文記載のURLを確認しよう
本文記載のURLがドコモなのか確認してください。
【正】https://www.nttdocomo.co.jp/
赤字部分に注意してください。
偽装されたURLは赤字部分が違っています。
【例】https://nttdocomo.xxxx.com/
「nttdocomo」とURLに入っているので騙されがちですが、サブドメインを使って誰でも作りことができます。
もし、アクセスしてしまっても、アクセス先のURLに間違いないか?なりすましではないか?を確認してください。
メールの受信を拒否する設定を行う
特定のメールから送られてくるような場合は、特定のメールを拒否する設定を行います。
ドコモでは、拒否リスト設定ができますので、そちらで設定を行いましょう。
参考 拒否リスト設定方法
特定URL付きメールの拒否
出会い系サイトや特定のURLが付いているメールを拒否する設定ができます。
参考 特定URL付メール拒否設定
迷惑メールおまかせブロック(有料)
迷惑メールかどうかを自動で判別してくれる機能です。設定が面倒な方は試してみてください。
設定するには申し込みが必要です。(月額 200円)
参考 迷惑メールおまかせブロック
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まとめ
ドコモになりすまして騙そうという悪徳業者が横行しています。
今後も、巧妙な手口で騙してくる可能性も大いにあります。騙されないように常に実例を知っておくことと、安易にURLをクリックしないと心がけることです。