Apple社は、日本時間の2019年8月27日に「iOS12.4.1」へアップデートした。
アップデートの理由は、iPhone脱獄を可能にしてしまう脆弱性が発見されたためだ。
日本時間の2019年7月23日に「iOS12.4」をリリースしたが、危険度の高い脆弱性が発見されたのです。
悪意のあるハッカーは、この脆弱性に反応し動き出しています。iPhoneを脱獄し、不正なアプリケーションであなたのiPhoneを操作しようとしているのです。
今すぐアップデートをおすすめします。
アップデートを行う場合は、必ずバックアップを取ることを強くおすすめします。
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iPhone脱獄とは
そもそも、iPhoneの脱獄とは何だろう?
アメリカでは合法になっているが、日本ではグレーゾーンの脱獄(Jailbreak)。
iOS12.4.1のリリースの前に簡単に脱獄とは何かを説明します。
非公式アプリを動作させることが可能
アプリを使用するときは、Apple Storeで公開されているアプリをインストールして使うのが通常の利用方法だが、脱獄を行うと非公開のアプリをインストールすることが出来るのです。
脱獄を行うことで、非公式のアプリストアから高機能のアプリをインストールすることが可能になる。
しかし、非公式のアプリをインストールすることになるため、Appleからのサポートは受けられなくなる。
脱獄という行為は、ソフトウェアライセンスなどに違反することにもなる。
脱獄のメリット
脱獄を行うと、上にも書いている通り、高機能のアプリをインストールして使うことが可能になる。
例えば、以下のようなことができてしまうのです。
- アプリ毎にパスワードを設定
- ロック画面、ホーム画面のデザイン変更
- ホーム画面やロック画面に時計や天気など好きなウィジェットを配置
- カメラのシャッター音を無音化
- デバイス内のファイルを編集
など、色々な操作が可能になるのです。
知識がある人にとってはiPhoneを思いのままに改造できちゃいます。
脱獄のデメリット
前述したように、Appleのサポートが受けられなくなります。自力で元に戻す必要があるため、知識がなければ元に戻すことが不可能になります。
また、それなりの知識がなければ、脱獄したことでiPhone内のデータをそっくり引き抜かれる可能性もあります。
個人情報がダダ漏れになってしまいます。
相応の知識・スキルがなければ興味本位で脱獄をしようとは思わないことです。
iOS12.4.1のアップデート内容
ハッカーが動き出すというセキュリティーホールの修正は、「iOS 12.3」で修正されたのですが、再び「iOS 12.4」で復活していたのです。(CVE-2019-8605)
巷では、パッチを入れ忘れているのではないか?とも言われています。
そこで、今回、脱獄を可能にしてしまうという脆弱性が修正されているようです。
まとめ
何度も繰り返しになりますが、致命的な脆弱性がある「iOS12.4」をお使いの方は、今回のアップデート版「iOS12.4.1」へアップデートされた方がいいと思います。
知識がない方は脱獄しようとは思わない方が身のためです。
また、アップデートする場合は、必ずバックアップをお忘れなく!
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